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寒い冬の早朝月を見上げる・・・。 [空想]

朝早く家を出る。空を見上げる。冬の空は空気が澄んでいるからか、月が綺麗に見える。
私と同じように月を見上げている人はどれくらいいるのだろう?
なんとなく、月から死んだ猫に見下ろされている場面を想像して思わず和んだ。
「登れたけど、降りられなくなっちゃった!」
そんな不安げな青白い顔をして私を見下ろしている猫を想像した。
少し意地悪して、不安がらせておこうか。
そのうち猫は不安を忘れて、顔を洗い、気持ち良さそうに眠ってしまう。
子猫の頃の猫を思い出した。スヤスヤ本当に気持ち良さそうに目を細めて眠る猫。
余りの気持ち良さ気な様子を見て、ちょっとからかってみたくなり、そっとしっぽを
つかんでみる。指揮者が指揮棒を操るようにしっぽを動かす猫。
「行ってきます!」
そう心の中で猫につぶやいて会社に向かっていく・・・。
(行ってらっしゃい)
眠っているくせに、尻尾で私に合図を送る猫・・・。兎の代わりに我が家の猫が
月にいてもいいかもしれない・・・。
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