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馬謖を重く用いるな。 [三国志]

劉備が生前諸葛亮に伝えたこと。
劉備の目には、馬謖という人物は実力以上の発言をするが、中身は伴わないと映ったようだ。
更に言えば、敢えて劉備がそれを諸葛亮に伝えたのは、以下のような理由だろう。

諸葛亮は馬謖を高く評価している。忠告しなければ、諸葛亮は馬謖を信任して重要局面で
起用して致命傷を蒙るだろうとう劉備の予感。

正史三国志の劉備に関する記事は、劉備の人物鑑識眼を絶対としていない。一方で諸葛亮は
後年、蜀政権の人材登用を幅広く行い成功させている評価の向きである。

馬謖を重く用いるな。その発言の裏には、諸葛亮には感じ取れない質の要素を劉備は
読み取り、それを重大事と劉備は考えて諸葛亮に伝えたかったという構図が見える。

何よりもこの助言を無視した結果招いた損失との関連性が、発言の正しさに重みを与えている。

個人的には演義で是非話の伏線として「馬謖は・・・」の劉備発言のくだりを脚色して
欲しかった。
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