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コクヨ 文具、想定以上に採算悪化 オフィス家具も伸び悩む [今日の日経記事から]

23日の東京株式市場でコクヨ株が急落した。前日に2019年12月期の業績予想を下方修正したのが嫌気され、朝方に前日比12%安の1422円と約2年ぶりの安値をつけた。原材料高が響き、主力の文具の採算が想定以上に悪化している。デジタル化の進展などで構造的な成長鈍化の懸念が拭えないなか、個人の見切り売りが出たようだ。

終値は11%安の1440円。東証1部の値下がり率でトップだった。

19年12月期の連結営業利益は前期比8%減の168億円となる見通し。従来予想(3%増の188億円)から一転して減益となる。文具事業の営業利益を5%減の63億円と、従来予想から8億円引き下げた。樹脂や紙などの原材料価格が上がっているうえ、国内での売り上げが低迷する。

コクヨの文具事業の不振はデジタル化による市場縮小に加え「ヒット商品の賞味期限が短くなった」(岩井コスモ証券の清水範一アナリスト)のも一因。それだけに「テープのり」などヒット商品の開発で収益を伸ばしてきたコクヨの成長戦略の先行きが見通しにくくなっている。

さらには文具の苦戦を補ってきたオフィス家具も足元では伸び悩んでいる。同事業の営業利益は微増の151億円にとどまる見通し。利便性の高いオフィスに移転する企業の動きの一服で、家具需要が縮小に向かうとの見方もある。

PBR(株価純資産倍率)はこのところ解散価値の1倍を下回る水準が続いているものの「業績が上向く材料に乏しく、当面はコクヨ株を手掛けにくい」(国内運用会社)との声があがっていた。

【所感】
 コクヨが業績不振と聞いて瞬間的には「何故?」と思ったが、「デジタル語」の一語で
 有りそうな話だと思い直した。
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