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7月1日、東京ディズニーが再開 [今日の日経記事から]


オリエンタルランドが東京ディズニーリゾート(TDR)の営業を7月1日に再開する。新型コロナウイルスの感染防止へ、入場者を絞ったりアトラクションを取りやめたりするなど「3密」の回避も同時に取り組む。不完全な形での開園は、テーマパークの魅力を損ないかねない。レジャー各社は感染リスクの抑制と集客力の維持というジレンマを抱える。オンラインでのビジネス強化など、収益モデルの見直しを迫られている。


オリエンタルランドは5月以降、7月1日を「Xデー」と位置付け、水面下で再開準備を進めてきた。6月に入り社員やアルバイトのスタッフも少しずつ準備のために出社させ、米ウォルト・ディズニーと再開後のアトラクションの内容などの協議を進めてきた。


国内のテーマパークではユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)が8日にまず大阪府民限定で営業を再開し、段階的に入園対象者を拡大した。都内でも「としまえん」などが相次ぎ再オープンした。他社より開園決定が遅れたのは、政府による県をまたいでの移動自粛の解除を踏まえる必要があるとの判断からだ。


オリエンタルランドの関係者は「『東京』と名前も付いている。(来場者を)千葉県内に絞って、というのは現実的ではない」と打ち明ける。感染予防策を中心に最終調整に入ったのは、移動自粛が終わった19日以降だ。


「3密」防止へ入場者は当面多い日の約2割、1日1万5千人程度とする。入園時間を区切り値段を安くしたチケットも販売し、来場者の分散を図る。幻想的な世界観に不可欠なパーク内のコンテンツも見直しを迫られた。例えばミッキーマウスなどのキャラクターとハイタッチをしたりする「キャラクターグリーティング」だ。TDRで人気が高いアトラクションだが、ある幹部は「やりたいが、接触を防ぐ方法でないと」と揺れる胸中を明かす。当面はキャラクターが来場客と距離を保って園内を回るようにする。


都内在住のディズニーファン、西尾知記さん(27)は「ドナルドなどキャラクターに触れ合えないのは寂しいが、パークの空気を感じられるのが楽しみ。有給を取って遊びに行く」と喜ぶ。一方で当面は年間パスポートでは入園できず、主な購買層である熱心なファンからは不満の声も上がる。来園者の満足度を確保できるか、手探りの再開になる。


TDRほどずばぬけた集客コンテンツを持たない他のテーマパークにとり、感染防止と魅力作りの両立はさらに難しい課題だ。7月20日に再開する「サンリオピューロランド」(東京都多摩市)はハローキティなどとのキャラクターグリーティングについて、接触をせず距離を保ちながら写真を撮るといった形で継続する。


運営するサンリオエンターテイメント(同市)の関係者は「アトラクションが少なく、目玉のコンテンツなのでやらないという選択肢がない」と説明する。5月に再開した富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)は、ジェットコースターなどの搭乗時に大声を控えることを来場者に求めている。6月17日には岩田大昌社長らがマスクを着用して乗り、声を抑えて楽しむ動画をSNS(交流サイト)に投稿し話題を呼んだ。


パーク外でオンラインを活用し収益確保を目指す動きも出てきた。オリエンタルランドは休園中、TDRでしか買えないグッズのネット通販を実施した。サンリオエンターテイメントはオンラインでの収益化を模索する。キャラクターによるライブ配信や、オンラインでの有料のグリーティングなども行う。「今期は実験段階、来期は売り上げの予算に入れていく」と小巻亜矢社長は語る。来園者が急減する新常態に対応したビジネスモデルの確立が、テーマパークの競争力を左右する。
【所感】
難題にディズニーランドがどう対処していくか興味深い。
そして、3密を防げるのか心配でもある。
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