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能率向上 デジタル読書術 [今日の日経記事から]


電子書籍は欲しいときに買え、何冊でも持ち運べるのが利点。気に入った部分をマーカーでハイライト(強調表示)しても本を汚さずに済む。ただ、印をつけた箇所を後から見返すときなどは、紙の本の方が使いやすいと感じている人も多いのでは。電子書籍のあまり使われていない機能をフルに生かせば情報をもっと有効活用できる。自己研さんに最適なデジタル読書術を探った。


「読んでいて気に入った箇所を強調表示することがあるが、後からその箇所を見つけ出すのが面倒」と電子書籍への不満を漏らすのはシンクタンクに勤める25歳の男性。


アマゾンの「キンドル」などの電子書籍は簡単に強調表示したり消したりできるのが便利だが、本を閉じてしまうとどこを強調表示したのかが分かりづらい。


こうした悩みに応えるため、アマゾンは強調表示した箇所を一度に見られる「メモとハイライト」というウェブサイトを提供している。


パソコンやスマートフォンで同サイトを開くと、過去に1カ所でも強調表示またはコメントをつけた本が画面左側に並ぶ。本のアイコンをクリックすると、その本の中で印をつけた文章がすべて右側に表示される仕組みだ。別の本のアイコンをクリックすれば、瞬時にその本で強調表示した箇所が表示される。











中長期的なアイデアの種を探したりため込んだりするときに重宝するのが雑誌だ。電子版なら1カ月400円程度で数百冊の雑誌が読み放題となるサービスもある。


雑誌を読むときにはタブレット用の閲覧アプリが薦める記事をなんとなく読むのではなく、目的をもって探し出すことが重要だ。配信サービスの中には雑誌の中身を横断的に文字検索できるものもある。勘に頼って雑誌を探す手間がなくなるほか、探していたテーマが読んだことがない雑誌に載っているなど「新たな発見にもつながる」(読み放題の事業者)。


雑誌は写真や図表などの宝庫でもある。ただ、読み放題のサービスではお気に入りのページを保存できるが、保存できる枚数や期間に制限がある場合が多い。そもそも情報は1カ所に集めてこそ威力を発揮する。


これを解決するには雑誌をパソコンのブラウザーで開こう。画面の左半分に雑誌、右半分に「エバーノート」や「ワンノート」などの情報収集ツールを開いて、保存したい部分を画像としてコピーし、右側に貼り付ける。この方法は書籍でも可能だ。


こうした使い方で気になるのが著作権の侵害だ。著作権法に詳しい弁護士の福井健策氏は「個人的な勉強のためのコピーは同法の例外の一つである私的使用のための複製に当たる」と話す。


グローバル化の影響で英語の書籍を読む機会が増えている。電子書籍なら分からない単語を選択した瞬間に訳語が表示され「辞書を引くために本から目を離す必要もない」(アマゾンジャパンの清水文弥事業部長)。ただ、過去に調べたことがある単語かどうかを確認したいこともある。


キンドルの専用端末には「単語帳」機能があり、これまで内蔵辞書で調べたすべての単語が記録されている。「単語帳」はさらに「学習中」と「習得済み」に分かれていて、語学学習にも使える。


実はキンドルは専用端末でもスマホ用のアプリでもインターネットにさえつながっていれば、外国語を文章ごと和訳できる。翻訳したい文章や段落を強調表示。ボタンを押したりスクロールしたりすると翻訳結果が現れる。この機能を使えば「未翻訳の英書でも早く手軽に読める」(電子書籍作家・和田稔氏)。


電子書籍なら隙間時間でも読めるため「1年間続ければ、かなりの量が読める」(ビジネス書作家・戸田覚氏)。本の中身を生かすワザも磨けば、アイデア力や多角的なものの見方を確実に鍛えられるはずだ。

【所感】
電子書籍を愛用している身。共感すること多し。

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