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読書ご紹介その1030・・・「「上から目線」の構造 完全版」(榎本博明氏著) [読書]

「上から目線」あまり好きではない言葉。
だが、近年この言葉を揶揄の響きを伴い耳にする機会が増えた。

背景には人の目を気にする日本人の昨今の特徴がある。

著者は「歪んだ上から目線」という表現を用いてるが共感する。
その言葉にはプライドを高い位置に支えようと必死な人の
誤魔化しを感じる。

好んで「上から目線」になる人は、自己を誇大化させ実際には頑張らず
現実を逃避し続ける。傷つくのを怖がる。自分が何をやりたいのかわからず、
何もやらない。ただ傷つくのを怖がる。

「歪んだ上から目線」が蔓延する社会が問題なのは、
自己及び周辺の友人にばかり気に取られ「世間体」を意に介さないこと。
他人を思いやらない社会。そして、やさしさが単なる弱さでしかない社会。

他人の目は気になるが、気になる対象が狭い。
これは実際に感じることだ。異常性を感じる人の多くは、世間体を
気にせず、狭い身近の人間の目だけを気にしているように思えるからだ。

読んで共感する点が多い。まずは足元の自分自身がどうかを問おう。
そして「歪んだ上から目線」になることを避けよう。
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