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プーチン氏に軍が誤情報 米分析、苦戦を恐怖で言えず ロシア軍2割がキエフから再配置 [今日の日経記事から]

米ホワイトハウスのベディングフィールド広報部長は30日の記者会見で、ロシアのプーチン大統領にウクライナでの戦況などについて軍から誤った情報が伝えられていると明らかにした。「プーチンがロシア軍に欺かれたと感じているとの情報があり、その結果、軍との間に緊張が生じている」と述べた。

ウクライナでの想定外の苦戦や米欧などによる対ロシア制裁に伴う経済的打撃に関し「誤った情報がもたらされている」と主張した。誤情報が伝えられる背景をめぐっては、プーチン氏の側近は「怖くて真実を話せないからだ」と語った。

バイデン政権は情報機関の調査に基づく今回の機密を解除してプーチン氏を取り巻く状況に関する情報公開に踏み切った。ベディングフィールド氏は「我々が公開した意図はロシアにとって(ウクライナ侵攻が)いかに戦略的失策だったかを理解してもらうことだ」と説明した。

ブリンケン米国務長官は同日、訪問先のアルジェリアの首都アルジェで記者会見し、プーチン氏に正確な情報が伝わっていない理由について「独裁国家のアキレスけんのひとつが権力者に真実を語る人物がいないことだ。それがロシアで表れている」と話した。

ウクライナの戦線に送られたロシア兵の多くは徴兵された若者が占める。米CNNは30日、米政府高官の話として「プーチン氏が徴兵を使っていると知らなかった。正確な情報の流れに明らかな断絶がある」と伝えた。

米国防総省のカービー報道官は30日の記者会見で、ウクライナの首都キエフに迫っていたロシア軍の2割近くが再配置を始めたと明らかにした。いずれもロシアの所属基地に戻る動きはないといい、緊張緩和につながらないとの見方を示した。

カービー氏によると、キエフ北方に位置するチェルニヒウや北東部スムイの周辺に位置していたロシア軍の一部も再配置を始めているという。

カービー氏は一部の部隊がベラルーシに移動していると指摘した。多くの部隊の最終的な再配置先は不明だと説明したが、ロシアが優先地域と位置づけているウクライナ東部のドンバスでの戦闘に加わるとの見方が多い。カービー氏はロシア軍の動きは撤退ではないと重ねて強調した。

米CNNなどは米国防当局者の話として、ロシア軍の一部部隊がウクライナ北部のチェルノブイリ原発から撤退を始めたと報じた。同原発はロシア軍が侵攻直後に制圧していた。全面撤退したかどうかは不明という。

【所感】
暴君は暗君でもある。無能なのではない。孤立してしまうからだろう。
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