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「走れメロス」の謎 [毒舌]

太宰治氏の「走れメロス」は本当に名作なのだろうか?敢えて意地悪く私が名作とは思えない点を挙げてみる。

1.短慮なメロスの行動は正直引いてしまう。子供相手ならまだしも、大人にはちょっと説得力の無いキャラクターである。
(いきなり王に暴力で訴えようとする思慮に欠ける点。「約束の時間」についての認識の甘さ)
2.王は人を疑っているはずなのにメロスが時間内に戻ってくるのを阻止しようと妨害兵を派遣している矛盾。
(メロスの裏切りを信じているならなばそんな無駄はしないだろう。そもそも「ちょっとだけ遅れて来い」と語って
笑っていることからメロスが時間内に戻ってくるとは思っていないはず。)
3.「メロスの友情」後の王の改心により国の政情が安定した等の記述が無い不完全さ。
(王は一時的に感動しただけで、またすぐに元の猜疑心の王に戻る可能性を否定できない。だからこの話がハッピーエンド
とは言い切れない。)

結局のところ「走れメロス」の話は「その場しのぎ感」が否めず、正直な話小学校5年生位のときに初めてこの作品を
読んだときも多少は感動したものの、何か釈然としないものがあった。どこの国のいつ頃の話なのかというバックボーンが
見当たらないので御伽噺のような感じだ。太宰氏の作品でなければ評価されない作品ではないだろうか?
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