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いい加減だと思う三国志評論家 [三国志]

三国志に関する評論は数多くあるが、半分以上は怪しいしろものである。

正史と演義の混同が最も多い。その次に多いのは・・・。
信憑性の低い異聞を史実であるかのように書く人。

例えば、井波律子氏。
馬超が劉備配下になった後、厚遇に頭に乗り、劉備を「玄徳殿」呼ばわり(非礼な態度)
し、それを聞いた関羽と張飛が怒り馬超を懲らしめようとする話。
この話を馬超らしい傲慢ぶりと書いているがとんでもない誤解。

何しろ、馬超が劉備配下になった後、関羽と張飛が顔を合わせる機会は皆無で、
この話は虚構。歴史家裴松之は、この異聞を伝えた人物を「歴史を弄ぶ罪人」とまで
こき下ろしている。

井波氏は単純に自分が気に入った話を勝手に史実であるかのように利用したのではないか。
個人的には受け入れがたい態度である。

井波氏だけではない。三国志評論のかなり多くはこんな具合にいい加減である。
代表格としては、加来耕三氏の名を挙げたい(笑)。
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