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十人十色 [三国志]

諸葛亮にその生存中自身の後継として指名された蔣琬。
楊戯が蔣琬との議論の途中で返事に詰まってしまう事があった。その時、楊戯を快く思わない者が失脚させようと「楊戯は蔣琬殿と議論をしていると言うのに返事をせぬとは無礼ではありませぬか」と指摘した。すると蔣琬は「人は顔の造りが違うように考え方も人によって違う。彼は自分の考えを曲げてまで私の意見に合わせる事はしないが、かと言って否定すれば公に私を批判する事になってしまうからあえて返事をしなかったのだ。これは彼の長所である」と弁護した(この出来事が『十人十色』の由来とされる)。

この話をつい最近になって知った。
蔣琬はいわゆる切れ者ではない。だが、彼には落ち着いた大人の態度を感じる。
多くの人を認める際に「十人十色」はなかなか重宝する言葉だ。
この言葉が蔣琬と知った時意外だと思ったが、よくよく考えると納得できる。
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