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トルコ・シリア、死者3.3万人 地震1週間、治安悪化も 一部の救助隊が活動停止 [今日の日経記事から]

6日にトルコ南部で起きた地震は13日に発生から1週間を迎える。トルコとシリア両国の死者は12日までに計3万3000人を超えた。被災地では略奪や暴動など治安の悪化も報告されており、一部で外国の救助隊が安全の問題を理由に活動を停止する事態になった。

トルコでは12日も子供が救出される様子などが報じられたが、死者数は増え続けている。トルコ当局は同日午後までに2万9605人の死亡を確認。アサド政権下のシリア国営通信は1387人が死亡したと伝えた。同政権の支配が及ばない北西部の反体制派地域については、現地で活動する団体が2167人が死亡したとしている。

ドイツのDPA通信などによると、南部ハタイ県で救助作業にあたっていた独政府と民間のチームが11日、安全上の問題から活動を一時停止した。水や食料が不足し、暴動のような事態があったという。民間団体の現地責任者は「悲しみが徐々に怒りに転じつつある」と話した。

両団体は現地に残っており、状況が改善すれば活動を再開するとしている。オーストリアのメディアも同日、「治安情勢の著しい悪化」を理由に同国の救助隊がハタイ県での活動を休止したと報じた。地元のグループ同士が争い、銃撃の情報もあるという。

被災地を訪問したエルドアン大統領は11日、「略奪や誘拐にかかわる者には国家が厳正に対処する」と警告した。アナトリア通信によると、当局は窃盗や略奪に関与したとして8県で計48人を拘束した。

シリア国営メディアは12日、アラブ首長国連邦(UAE)のアブドラ外相がシリアを訪れ、アサド大統領と会談したと報じた。地震後の外国要人では初めて。

アサド政権は2011年に始まった内戦以降、アラブ諸国とも関係断絶状態にあったが、UAEなどとは近年、改善の兆しがあり、地震後にも支援があった。

【所感】一日も早い復興を願う。
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