米小売売上高17.7%増 5月、過去最大の上げ幅 [今日の日経記事から]
米商務省が16日発表した5月の小売売上高(季節調整済み)は前月比17.7%増加した。4カ月ぶりの増加で統計を開始した1992年以来過去最大の上げ幅となり、ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(7.7%程度の増加)を大幅に上回った。
(関連記事総合面に)
新型コロナウイルス流行に伴う外出規制で3月以降急速に落ち込んだ個人消費が、経済活動の再開を受けて回復してきたことを示した。
自動車・関連部品が44.1%増加し全体を押し上げた。全体から変動の激しい自動車・同関連部品を除いた指標でも12.4%増加した。
すべての項目で売り上げが増加した。特に衣料・装飾品店(188%増)、家具店(89.7%増)、スポーツ用品・書店(88.2%増)が大きく伸びた。一時閉鎖などを余儀なくされていた飲食サービスも多くの州での営業再開が可能となり、29.1%増加した。客足が戻り始めていることを示した。
ただ、前年同月比ベースの小売売上高は6.1%減だった。
【所感】
アメリカの第二波が心配だ。